工場などの排熱利用について

省エネルギーはもはやあらゆる産業で常識となっている言葉ですが、電気やガス、あるいは石油といったものだけがエネルギーを持っているわけではありません。エネルギーを持っていながら現状では多くの部分がただ単に捨てられてしまっているものとして排熱が挙げられます。


例えば燃焼により発生した排気は当然ながら高温になっていますが、多くはこれを単に煙突からそのまま大気中に排出しているのが現実です。ですが、排熱利用はなかなか進んでいません。

排熱利用情報があります。

これは特に企業努力が欠けているからとは言い切れない部分があります。原理的に熱はその100%をエネルギーとして回収することができません。


また、数百度以上もの高温ならば別ですが、200度とか300度程度以下の比較的低い温度の場合は技術的にも排熱利用が困難です。



排熱利用の方法としてはいくつか考えられますが、単純に何か冷たいものを温めるのに使うことができます。
冷水を温水にして工場内で使うというのがその例です。



その工場で温水が必要なのに、今まではわざわざボイラーで温めていたという場合には大きな効果が期待できるでしょう。

あるいはさらに一歩進んで、液体を加温することで気体として膨張させ、その膨張時のエネルギーを利用してピストンを動かすとか、あるいはタービンを回すことで発電するという方法もあります。水は100度に加温すると水蒸気となり、その蒸気の力でこのような仕事をさせられるわけです。